ぽっせBefore the 2nd D.R.Bについて語らせてください

本記事はネタバレしかありません。CDもコミックスも、もしかしたら舞台もネタバレしてるかもしれないのでご了承ください。

※書いてる時点でまだ1回しか聞いてないので、後日加筆修正する可能性があります。まちがってるところあったらごめんなさい。

『Fling Posse -Before The 2nd D.R.B-』…しんどかったですね、全方向に。

ただ。11月のナゴヤCDから引っ張ってきた乱数くんの話に進展があったのは、本当によかったと思いました。私はずーっと胃が痛かったです…。

内容が手放しで喜べるかといえばそんなことはありませんでしたが、まぁそれはそれとして。

いろいろ考えていたことや感想を書き連ねていきます。ただただ書いてるだけなので、文章としてはほんと…すみません。

 

<飴村乱数について>

乱数の正体

ついに飴村乱数の正体が「クローン」であることが明かされました。

今までの考察では「アンドロイド」説などもありましたが、実際は命令系統自体に強制力があるわけではなく、生命維持の「飴」を握られているから、自由を奪われているってことでしたね。

この「飴」は乱数くんには効き目が薄くなってるみたいですが、Stellaの歌詞から察すると完全版のクローンに対しては「不老不死」に近いことが可能になるものなのかな?と考えています。

たぶんここが、神宮寺寂雷の信念と相反してしまうところなのかなぁ。

寂雷さんは「生きるために死ぬか 死ぬために生きるか 答えならば後者 それが私たちの宿命だ」と言ってしまう人なので…

しかし実際この乱数くんには寿命があるわけで…そこんところ、氷解したりするんですかね今後…

今回のドラマの展開で、乱数くんの精神面では枷が外れたと思うんですね。

中王区政府から見放されたので、もう命令を聴く必要はないわけで。そこは安心しました。

それは反面、生命的なリミットにもなってしまったわけで…

この生命的な問題を解決できるのって、現時点での登場人物では神宮寺寂雷ぐらいしかいないんですよ。

お願いだから和解してなんとか助けてくれないかなぁ。なんて、都合のいい私は思ってしまいます。

(直接CD関係ないですけど、「Battle Battle Battle」の乱数のアンサー「どうせならばフランケンみたいに」って、かなり自嘲的な意味合いのあるリリックであったことが、今はよくわかりますね。)

 

オリジナルへの言及

「話すと長くなる」として詳しくは語りませんでしたが、存在自体の否定はありませんでした。

ここで思い出すのが「科学者」というワードです。

前回のCDでの理鶯さんのセリフや、Stellaの歌詞で乱数の役を指す言葉として「科学者」という言葉が出てきていましたが。

クローンを作る人って、大抵身近なところから遺伝子情報を引っ張ってくるパターンが多いと思うんです。いろんな作品を見てると。

大抵家族とか、近所の人とか…科学者自身とか。

もし。もしもこのヒプノシスマイクで、そのセオリーが通じるのなら。

オリジナル乱数こそが、その科学者の可能性があるのかなと。

もしそうなると、ラスボスがオリジナル乱数になるのかな。少なくとも、シブヤ的には。

 

「生きる」ことへの執着

あんなに憎んでいるはずの女たちに、縋ってまでも生きようとした乱数くんに、涙腺が大崩壊でした…

今までのドラマパートで物騒な発言もありましたが、決して破滅的な気持ちで言っていたんじゃなかったんですね。

「生きたい」というシンプルな気持ちから来ていたんだなぁ、と…

そもそも、生まれ自体が仕組まれているわけで。自分の意思なんか望まれていなくて。どんなに辛い思いをしてきたのだろうと思っていましたが…

彼の行動原理が「生きる」ことにあるとわかって、本当に安心しました。

加えて、やっぱり飴村乱数が好きだと思いました。

自分の気持ちに正直に生きようとする乱数くんが、本当に大好きです。

この先、奇跡が起きるかもしれないし。そうじゃなかったら頑張んないといけないわけですが。

出来る限り、最後の最後まで生き抜いてほしいです。

 

「支配」ではなく「信じる」ことを選んだ乱数

幻太郎と帝統について、中王区政府が乱数に対して隠していることを探るために「秘密の共有」を持ち掛けましたが、最終的に聞かずしてドラマパートが終わりました。

ここ、乱数くんにとってのポッセの位置が変わった瞬間だったと思うんです。

乱数くんにとってのポッセって、それまではただの駒というか。自分の目的を果たすために必要なピース一片ぐらいの重さしか感じていなかったと思います。

だから、中央区が隠していることも把握して、支配するような形で、自分の思い通りに事を運ぼうと考えていたはずなんですが…

今回のドラマの展開の中で、本当に仲間だと思えたからこそ、

別に秘密を知らなくても、今の彼らを、乱数の知っている幻太郎と帝統を信じることができたんですよね。

それって、乱数くんが「今を生きる」ことを選んでいるからできたことであって。

過去や憎しみに執着していたら、きっとできなかったと思います。

乱数くんが、人間らしく成長していった瞬間だったのではないかと。

 

失敗作、ゆえに

中王区の人からはやれ「失敗作」だ「消耗品だ」と散々な言われようをしていますが。

失敗作ゆえに「人間らしい」ということなんですよね。

人間に完璧な人なんか存在しないように。

それでは中王区としては利用価値がないのでしょうが。

私はDOPEかつオリジナルでオートクチュールな乱数くんを、ずっと見ていたいです。

 

<夢野幻太郎について>

さらっと嘘じゃないことをたくさん言っている幻太郎

「私、実は夢野幻太郎じゃないんです」

ドラマパート内ではさらっと流れてしまいましたが、すんごいこと言ったなと。

幻太郎は乱数より先に、ポッセを仲間だと認識しているんだなと、はっきりわかったセリフでした。

それともう一つ。

「聞きたいことも話したいことも、たくさんあるんです」

グッときました。

本当に、さらっと何事もないように言った幻太郎に、めちゃくちゃグッときました。

自分から話したいと思えるような存在に、幻太郎の中でポッセはそんな存在になっているんだなと。

夢野、お前はそういう男だよな…好き。

 

幻太郎はすべて知っている?

幻太郎の発言に違和感があった部分がありました。

乱数のところでも書いた「オリジナル」について言及する場面です。

乱数が自らをクローンであると打ち明けたとき、間髪入れずに「オリジナルがいるんですか?」と尋ねた幻太郎。

……え、そこで聞くの?w

普通そこ、驚く場面だと思うんですよね。

ここでオリジナルの存在に言及できるほど冷静な精神状態でいるには、よっぽど感情が欠落しているか、

あるいは、もともと知っていて驚きが少なかった場合じゃないと、難しいのではないかと。

Stellaを書いた幻太郎が、どの時間軸の幻太郎かはわかりませんが、

もしかしたら割と早い段階で、二人について探り終わっているのかもしれないですね。

そうだとしたら、あの謝罪は「まぁ嘘ですけど」ってことになるっていうのでいいんですかね。

そこぐらいは嘘ついててくれないと、嘘と本当のバランスが取れないですよ今回。

 

信じることをすでに学んでいた

「大丈夫なんですね」と聞いて、乱数の言葉を信じてその場を去った幻太郎。

強いなぁ。

もう幻太郎は、「仲間を信じる」ってことが分かってるんですね。

ポッセを結成した当初は、乱数と同じで二人の誰のことも信じていなかったと思うんです。

それが…ね。今までのポッセとの時間を経て。

特に次に語る男の存在が一番大きかったと思いますが。

ポッセが信じるに足る存在に、今ではなっていたんですね。

このシーン、幻太郎の強さと信頼を感じられて、大好きでした。

(その後様子を見に来るのは、乱数を信用していないのではなく「幻太郎自身が心配に思っているから」自分の気持ちに従って行動した結果なのではないかと思っています)

 

<有栖川帝統について>

情報少なすぎ問題

あの…乱数ちゃんや夢野先生の爆弾情報はバンバン出てくるのに、

この男の情報、あまりにも少なすぎやしませんか………!!!

今回だって結局、明らかなことは何一つわかりませんでした……

いえ、母親に対して匂わせる発言があったことは、とても大きな収穫だったと思います。

いままで過去の情報っていうと「理鶯さんにご飯を度々ご馳走になっている」ぐらいなものでしたから。

ただ…24歳組のめちゃくちゃヤバい情報が駄々洩れしているというのに、この身の堅さは一体…

逆に怖い。

いま示唆されている以上の情報がきたら、どうしよう…

 

天然無自覚最強男・有栖川帝統

帝統こそがポッセの光だとずっと思っていましたが、やっぱりそうなんだなと今回のドラマとソロ曲で思った所存。

まず今回、幻太郎が乱数を信じて行動できたのって、

帝統が幻太郎を「ダチ」と呼び、信じて、行動してきたからだと思うんです。

それを受けて、幻太郎はポッセを信じるに足る存在に位置付けることができて。

そして今回、幻太郎と帝統の行動が、乱数の意識を変えるきっかけになったはずです。

じゃあ、なんで幻太郎のことを「ダチ」と呼べたのかというと…

……そこはたぶん、無自覚なんじゃないの、だいすくん…w

素寒貧のギャンブラーで、社会的な地位こそアレですけど、たぶん作中1位2位の人の好さを持っているのが彼だと思います。

(二郎くんや、理鶯さんや、独歩くんも相当だと思いますが。)

友達になるのに、理由なんかいらないとか言いそうだなぁとかって考えると、

なんか、もう。とりあえずそれでいっかなってw

すみません、あまりに乱数と幻太郎の情報がインパクトありすぎて、ちょっと追いつけていないです…

帝統くんの行動原理も、もっと知りたいな。ドラマ聞きなおします。

(2/27追記)ぼーっと考えていて、ふと「帝統は生きている実感が欲しくてギャンブルをしていたんだ」ということを思い出しました。

それなら答えは簡単でしたね。乱数と幻太郎が自分の人生を生きようとしている様を見て、帝統がリスペクトしない道理はないというものです。

過去とか事情とか、そういうところじゃなく。普段接しているところから察していたんじゃないかなぁと思います。…や、でもやっぱり無自覚だと思うw

 

ただ彼の明るさが、行動が、言葉が、ポッセの二人を変えていったのは間違いないでしょうし、

この先、帝統に何かがあっても、変わっていった乱数と幻太郎が帝統を助けるだろうと思います。

帝統がいなかったら、今のポッセはなかったですね。

 

ひとまずここまで。お読みいただきありがとうございました。